Wetzer でお散歩

今日はウェッツァーで近所のパン屋までお散歩した。

GPS時計FA205によると1.4kmを7分。平均速度12km/h,最高速度19km/h。

交差点ではすべて停止して確認するとこれくらいが恐怖感も感じず安全に動けるペースになる。

歩くよりは2倍強速い。疲れは数分の一だ。

いわゆるキックボードとちがい、ウェッツァーは基本が横乗りなので視線は常に道ばたにむかう。景色が楽しい。

僕はグーフィースタンスなので左側走行ではいつも道路の左側をみてる。

「あ、今度この店でピアノトリオでジャズライブやるんだ」みたいな発見が多くて楽しい。町並みの変化にも敏感になる(前もみようね)。

とくに路面がフラットだと音もなく滑っている快感がともなってたまらない。

スケートする人はふだん歩いているときでも路面をつねにチェックしてるようだ。

スケートのウィール(車輪)は直径が小さく材質も固いので段差や路面があれているところではとても不快だからだ。

ちょっと遠回りになってもフラットな路面があって安全に走れるところを選ぶ。そういうルートがいくつかできあがれば普段の移動にWetzerは相当活躍する。

昔Wetzer乗りがまだいたころ、「Wetzerはキックボードじゃない。
スティックボードだ。」という台詞がよく聞かれた。

最近はもう誰も乗ってないから、みんなどうでもよくなってるんだろう。でも基本構造が大きく違うので僕はしつこくスティックボードと呼ぶことにしてる。

カジュアルに言うなら「スケートボードに棒が生えたようなもの」が正しい。

けっこうよくきくブレーキがあり、四輪で安定していて側溝の蓋にも車輪がとられないし横乗りなので前こけするときにも片手が空いてて、正面から路面に激突ってことがない。この手の乗り物にしては安全度が高いのだ。

重さは4キロ程度で片手でもてる。

ばかばかしいと思われるかもしれないが、重さ30Kgくらいのザックを背負っていても路面さえよければなんとか走っていける(重心が高くなるので危険だが)。

6年くらい乗ってきた。僕はこのミニマムな四輪車を信頼してる。

嫌われ者のスケートボード少年や、颱風のときにも波乗りしちゃいたくなるサーフィン中年の気持ちが、これに乗っているとわかる気がする。

少数派になっても、異端視されても自分が楽しんでいたい、そういうワガママな気持ちをもたせるデバイスです、はい。


なくなってしまう前に諸元をコピペ。

○商品名:Wetzer スティックボード
○メーカー:株式会社テクノトレード
○種類:
 ナチュラ
 ウッド
 ポニー
 シルバー
 イエロー
 ストライプ
 レッド
 ブラック
○サイズ:
 (約)全長75cm
 (約)最大幅16cm
 (約)シャフト88cm
○重量:(約)3.75kg
○材質:
 ボード部分/バーチ材12層コート
 シャフト/アルミニウム
 タイヤ/PVC
○生産国:スイス
○特記事項:
 シャフト部折り畳み可能
 ショルダーストラップ調整可能
 足踏み式ブレーキ付
○注意事項:
 公道での使用は禁止されています。安全のためにも絶対に使用しないで下さい。
 使用する際は、保護具を必ず着用し安全な場所で使用して下さい。
 耐荷重は約100Kgです。これを超える体重の方は使用しないで下さい。
 取扱説明書をよく読み、正しい扱い方をして下さい。

12plyなんだね。でもちょっとしなるよ。いいかんじ。

かなり長めだけどリアのブレーキ部分と前のスティックついてるところは実質ふめないので実質50cm程度かな。

乗り方は簡単。でも両手でポールのボールをもたないこと。
右足前なら、右手。左足前なら左手だけでボールをつかむ。

前脚の置き場所が大事。ポールすぐうしろの、前輪をとりつけてあるネジがデッキにでている部分。右足前なら中心より右側を、左足前なら左側をふんで、残っている脚で路面をけってみよう。

けったらブレーキをふんづけないように気をつけながら(すぐなれる)後ろ脚を後ろのデッキにほぼ直角になるように置く。

これで安定したスタンスができるはず。

滑走中はひざは心持ちゆるめて段差をいなそう。

段差のおおいところでは後ろの脚をまっすぐにして重心をうしろにして、前はかるく押さえる程度で。

サンダルはやめたほうがいいよ。長い靴ヒモも危険です。